私の想い
私は普通の会社員です。昨年、勤続30年を迎え会社からのご褒美で自腹ではできないような豪華な九州旅行を楽しんでまいりました。
「失われた30年」とほぼ重なる会社員生活、人並に辛い時期もありました。理想通りにできない仕事、往復4時間かかる通勤、更年期の体調変化、うつ症状で1ヶ月半、会社を休みました。自己嫌悪、無力感、何をやっても楽しくない。自分は何がしたいのだろう、探し始めました。
あれから7年。農業に関わって3年目の季節を迎えました。2年前、始めた頃の熱はやや落ち着いて、現実的な課題に頭を悩ませる日々です。それでもあのどん底に比べたらなんと心は穏やかで明るく楽しく元気でいられることか!
農業は魅力的なおしごとです。
・いざという時、食べるものがある
・栽培過程がわかっているものを食べられる。提供できる。目指すは農薬や肥料を使わない自然栽培!
・ジムに行かなくても身体を動かせる
・一生続けられる
・一人でもできる 大勢でもできる
・誰でもできる仕事がある
・自然と身近にふれあえる
・食は人類共通の話題 誰とでも共感できる
・伝えると皆、応援してくれる
そして何より「持続可能な循環社会」に近づくために自分の時間を使っている実感がもてる!ということ。この方向性で合っている、と自信がもてる「やりがい感」があるお仕事、ってそうそうあるものではありません。
もちろん良いことばかりではないこと、理想と現実は違うことは重々承知していますし、取り組んで3年目、実際に打ちのめされることもしばしば。途中で続けられなくなる可能性だってあります。
それでも、これからは本当にやりたいことをやろう、と探し求めた末に辿り着いた農業。大切にしたいと思います。
自己紹介
矢内原梨花 ニックネーム:みやりか
静岡県三島市在住。「み」しまの「や」うちばらで「みや」です。
埼玉県出身、東北大学理学部修士課程(化学)
卒業後、日産自動車で自動変速機油など有機材料部品開発に従事、ゴーン氏来日時の会社再編でジヤトコに転籍。途中、労働組合役員専従時に神奈川県から静岡県に移住。
2021年、会社員のまま伊豆の国市で農業を開始。働き方改革の一環で柔軟な勤務制度を検討していた会社の理解を得て、2022年より会社勤務週3日の半農半X的な生活を開始、今に至る。
20年前の節目休暇を断食道場で過ごすなど、昔から薬に頼らず体質を改善する健康法への関心は高く、農業を始めた頃に出会った「6つの要素の生活習慣を身につけることで健康になる」六命健康法の理念に共感し、認定講師の資格を取得。知識を持っていることと実践することの間にある深い溝を体感しつつ、食と生活習慣で健康を維持して生涯現役で人生を全うするべく邁進中。
※半農半X「はんのうはんえっくす」もうけるための農業ではなく、自身が食べていくための小さな農業を、自分の好きな別の何かと組み合わせたライフスタイルのこと。
本来の意味と目指す農業が違いますが、農業と会社員を組み合わせて好きなことをやって心の豊かさを得るライフスタイル、という意味においては同じなので使いました。
商品について
●栽培作物
にんにくと生姜を栽培しています。
●なぜ、にんにくと生姜?
①身体に良い食物。
サプリではなく食で免疫力を上げて健康を保つのにお勧めしたい食材です。
②土壌の影響を受けやすく栽培が難しい。
始めてみれば農業は土壌がほぼ全てでした。土壌が整えばあとは作物本来の力で立派に育つ。にんにく、生姜が育つ土壌であれば、他の作物は何でもいける。そんな土壌にする技術を最初にものにしたいと思いました。
③栽培期間が長い。保管が難しいが保管により長期間出荷可能。
動ける日が限られても、挽回しやすい。作物をダメにせず出荷しやすい。会社勤めをしながら栽培しやすい作物です。
④収穫物が種になる
胸をはって無農薬、無化学肥料の作物です、と言うためにも、土地になじんでより丈夫になるためにも、種代の節約のためにも、収穫物がそのまま種になるのは嬉しいことです。
⑤単価が高い
高品質のにんにくや生姜は高い価格で販売できて収益化しやすい。とても大事なことです。
●栽培方法
化学的に合成された農薬や肥料を使用する慣行農法に対し、それらを使用しない有機農法や自然農法があります。少しずつ異なるいろいろな有機農法や自然農法がある中で、ご縁あって「玄米アミノ酸微生物農法」で栽培しています。
●玄米アミノ酸微生物農法とは?
①土の中に酸素を入れるために耕す
②土の中の好気性の微生物を増やす
③成長時期に光合成を助ける
④最高品質、最高収量、最高価格、最小労働を目指す
●なぜ玄米アミノ酸微生物農法?
世の中には数多くの有機・自然農法があってどれもこれも本当に素晴らしい。先人たちを尊敬します。その中で出会ったこの農法は品質と収量の両立、品質と労働時間の両立を最も安定して継続できそうに思えました。
天候の影響をあまり受けずに、美味しくて身体に良いもの(高品質)が、沢山とれて(高収量)長く続けられれば、自然と収益は上がる。収益が上がれば一緒に働く仲間(雇用)を増やせる。慣行農法から転換するお仲間も増えるはず。
有機・自然農法の作物が身近になり、健康な人が増える。持続可能な循環社会に近づく。「命がめぐる大地でくらす」夢に向かって挑戦を続けようと思っています。

